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２００１．５月
実は、この春に夫婦揃ってそれぞれの社内で異動があり、新たな仕事の不慣れさやその他諸々（？）も相まって、二人とも４月以降かなり多忙な毎日を過ごしておりました。
気が付けば５月も下旬となりシーズン真っ盛りの状況です。仕事にも徐々に馴れたのと春先の繁忙期が落ち着いたので、ここらで一息入れようかと久々に奥さんを誘って二人でのフライフィッシングです。
土日は子供達がいてちょっと無理なので、二人で平日に休暇を取っての釣行です。朝の８時までに子供達を保育所・学校に送り出した後、即行で川に向かいます。子供達に悟られぬよう地味目の普段着をまとい、ロッドもパックロッドのみにして車中に目立たぬよう積み込みます（笑）。急いだつもりでしたが、下の子を保育所に送り届けスタートを切ったのは８時半、少々遅刻気味です。川まで片道２時間なので釣りが出来るのは、保育所のお迎えを考えると午後３時ぐらいがリミットです。
実はこのところ雨が降らず渇水気味だったのですが、前日まで２日程雨が降っておりました。いつもの川は濁りの心配はないのですが、多少降りすぎた感があり増水の程度が気掛かりな中、川に向かいました。川についてみると結構な増水でしたが、奥さんに釣らせるような落差の少ない開けたポイントならなんとかなりそうな感じです。
何時もなら、もうこの時期には魚が付いていないトロ場の流れ込みにドライを打ち込むと早速ライズ！（あっ、バレタ・・・笑）。これなら何とか奥さんにも釣ってもらえそうです。
ベストスポットのしかも開けた投げ易いポイントのみを選んで奥さんに釣らせていきます。流石に雨後の増水中、こんな安直なポイントばかりでも結構な反応があります。しかし、如何せん年一程度のフライキャリア・・・思うように投げれないのは仕方ないにしても、流れに乗ったドライフライに合わせが全く出来ません。魚が出るたびに「あっ､出た！合わせて！バカッ！」と罵声の嵐です。そのうち奥さんの目に言いようのない険悪な雰囲気が・・・（笑）。危険を感じた私は、奥さんのロッドに手を添え「手取り足取り作戦」でなんとかこの険悪な状況を回避するのに懸命です。
努力の甲斐があって程なく一尾目ゲット。「なんか自分で釣った気しないけど・・・」なんでもいいです。一尾釣れれば多少は気も良くなります。
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その後もよく反応はあるのですが、自力では上手く合わせられずバラシの連続、私の罵声も再び多くなり・・・あっ、いかん、いかん（笑）。
終了時間も迫ったころやっと２尾目をゲット！しかも、奥さんにとっては初のゴギ！！今度は自分でちゃんと釣りました。メデタシ､メデタシ。。（でも、３度目のライズでした、ゴギ君様々です。笑）
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怒号と罵声の飛び交う一日で、果たして二人にとって息抜きになったのか甚だ疑問ではありますが・・・。帰りの車中で二人の間にどのような会話が交わされたのかは神のみぞ知る。（爆）